女性自身12月10日号に親子問題の私のコメント、掲載されました

「女性自身」12月10日号で河野景子氏・花田優一氏母息子の記事がありますが、その中で、親子問題に関する私のコメントを掲載して頂きました。

(ですが、以下からのブログは雑誌記事の内容とはほぼ関係がありません。ご了承ください)

母親と息子の関係は、母娘とは異なる傾向があります。娘に対しては同性ということで、自分と重ねてしまう母親が多いようですが、異性である息子には、遠慮あり、気づかいあり、自分の嫌な面は見せたくない、よく見られたい。このような母親を見てきました。

「娘が結婚するため実家を出たときは、何かホッとした気持ちだったけど、息子が結婚で出て行ったときは、彼の部屋で泣いてしまったの」という母親の話を複数、聞いたことがあります。

このような母親をもつ娘のクライアントさんからほぼ同じご相談を受けます。「子供の頃から、兄弟と全く差別されていた。兄弟は許されることでも、私は許されない。」

「時々、兄弟に接する態度や気持ちが、親ではなく女として、になっているのを見るのがすごく嫌だった」と話された人もいます。

母親の中では、息子に期待するものと娘へのそれが違います。同時に、息子に求める役割と、娘に対するそれも大きく異なります。

母親の方は、無自覚にそれをしているのですが、娘は母親のことをよく見ています。そんな母親に対して、幼い頃は「なんでだろう」と疑問に思っていたのが、「兄弟への対応が違う」ことを自覚した娘は、怒りや軽蔑の気持ちを持つようになります。あるいは、疎外感も。

この関係が大人になって解消されることもありますが、今度は兄弟の嫁の登場により、娘はまた微妙な立場に置かれるようになります。それは、息子を嫁に取られた母親が、悪口をさんざん言って娘を味方に引き込もうとするか。または、息子の嫁にいいところを見せたいあまり、何かにつけて娘には我慢をさせてしまう、など。たとえば、お正月に親戚などが集まる際、娘にばかり手伝いをさせ、嫁には「いいのよ、座っていて」など優しい姑を発揮するといったケースです。

 

過去から今現在も、こうした母親の態度が変わらないことについて、娘が我慢し続けることはないのです。お正月やお盆が近づき家族が顔を合わせることが決まっているとき、今頃は何となく重たい気持ちになっているかもしれませんね。このような場合は、「いい娘を演じる」ことに疑問を持ち始めてください。いきなり、「いい娘」の役を下りるのは難しいにしても、「なんで私がいつも、下っ端のようなポジションにいなければいけないのだろう」と考えると、それは母親の期待に応えようとしているからといった回答が出てくるかもしれません。

では、なぜ、つねに母親の期待に応えなければいけないのか。このあたりから、あなたの「母娘問題」の扉が開きます。冬休みの間にモヤモヤした気持ちが取れずにいるのでしたら、母娘問題カウンセリングで、今のあなたがどのポジションにいるか、客観的に理解してみませんか。

家族の中であなたがいるポジションがわかると、それがご自身にとってつらいのか、悩んでいるのかが見えてきます。

モヤモヤの状態が続くと、負のループに入ってさらに答えが見つけづらくなります。新しい年を迎えるにあたり、マインドセット(物の見方)を切り替えるのなら今です。

この冬休みを充実したものにして下さい。

 

母娘関係改善カウンセリング 真香 は年末年始もカウンセリングのご予約受付ております。カウンセリングルームもご利用可能です。お問合せは私のホームページから、または直接、お電話090-5206-8576 へご連絡下さいませ。